トモグラフィックPIV

主流方向に対して垂直な平面内で観察された低スワール(旋回)バーナーの流れ。スワーラーの8つのチャンネルが、8本の高速流束領域(赤い等値面)として鮮明に可視化されている。スウェーデン・ルンド大学提供.

3D最小二乗マッチング法(Least Squares Matching : LSM)は、計測体積内に区切られた小さな領域に含まれる複数粒子の平均速度を算出する手法です。
この手法ではまず、複数のカメラから取得した粒子画像のグレースケール値を基に、‘ボクセル(voxel)空間’と呼ばれるデジタルボリュームを生成します.

次のステップでは、平面PIVの検査領域に相当する、ボクセル空間内の小さな立方体検査領域(cuboids)ごとに平均速度を求めます.時間的に連続するカメラ画像から再構築された2つのボクセル空間間におけるcuboids内の粒子移動を解析し、速度ベクトルを求めます.

3D LSMは、立方体検査領域の変位に加え、グレースケール値分布の回転、せん断、伸縮、スケーリングも考慮する反復型解析手法です.この手法では,時間的に連続する2つのボクセル空間から抽出したcuboids領域を用い、平行移動・回転・せん断・スケーリングを繰り返し調整しながら、2つの時刻間で最も一致する状態を見つけ出します。

3D最小二乗マッチング(3D LSM)は、速度場全体の情報と速度勾配行列を同時に算出できる、最先端の3次元体積データ解析ツールです。
本手法では、勾配を相互相関法(cross-correlation method)のように二次工程で算出する必要がなく、解析の本工程で直接的に取得することができます。
これにより、速度勾配行列や後処理の精度が向上し、物理現象の理解を一層深めることが可能となります

コンポーネント

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