
3次元高速画像相関システムQ-450は、ほぼすべての材料で作られた部品や構造体の形状、変位、ひずみを全視野、3次元で動的かつ非接触的に測定することができます。デジタル画像相関手法を基礎にしたQ-450システムは、全視野の振動解析と高速過渡現象用として設計されています。これにより、弾道試験、破壊力学、衝撃加振、ホプキンソンバー試験、衝撃試験に最適です。
測定ダイナミックレンジ
当システムは、全視野の光学測定において高空間分解能と高時間分解能を独自に組み合わせています。ダイナミックレンジは静的領域から100,000 Hz超の領域に至り、ミクロンからメートルまでの範囲の変位を測定することができます。分解能は通常1ミクロン程度、ひずみは0.01%です。光学レンズを交換するだけで、あらゆる大きさの試験体に使用できます。様々な拡張機能やアプリケーション付属品を使用することで、デジタル3次元相関システムQ-450を種々の実験に簡単に使用することができます。
簡単な校正
カメラの前に校正プレートを置くだけで、すべてのシステムパラメータが迅速かつ簡単な校正手順によって決定されます。達成された校正精度は、校正後に画面に表示されます。
幅広い応用例
Q-450の柔軟な設計により、超微細電子工学や医用生体工学分野における材料の顕微鏡試験から、航空宇宙、自動車、船舶、鉄道産業の部品の大規模な測定に至るまで、幅広い用途に対応しています。

ホプキンソンバー試験
- 先端材料 (CFRP、木材、繊維注入PE、金属発泡体、ゴムなど)
- 衝撃試験と弾道試験
- ホプキンソンバー試験
- 材料試験 (ヤング率、ポアソン比、弾塑性挙動)
- 破壊力学
- FEAの妥当性確認
- 調和現象または過渡現象

柔軟性の高いエクスポート機能
その他の機能
- 小型かつコンパクト、付属のPeli機器ケース (1個) 内に収納
- 携帯性向上のためのノートパソコン用制御装置 (オプション)
- 非常に短い露光時間用の種々の光源
- すべての機能に対応する単一のソフトウェアパッケージ
- 全データに信頼度マージン (誤差近似) を表示
- 対話型自動校正手順
- 完全なデータアクセスが可能なオープンデータ形式
- データ再処理なしの参照ステップの個別定義
- 最大500 kHzまでの8チャネルのアナログデータ同期記録
- 種々の高速度カメラ (500~100万フレーム/秒)
測定原理
Digital Image Correlation(DIC)は、グレー値のデジタル画像に基づくフルフィールド画像分析方法であり、ロードされたオブジェクトの輪郭と変位を3次元で決定できます。